文化財を3Dスキャナで計測して3Dプリントした
前回計測した鳳凰像を手直しして3Dプリントした。
綺麗に3Dプリントするのは難しいんですよ(前フリ)。
元データ
元データはこんな感じ。非の打ちどころがない仕上がり。
HandyScan700使用。
しかしよくこんなの彫ったもんだと思う。
出力開始
これをKISSlicerに突っ込んでスライスデータを作成。
特にいじる事もなくほぼ標準設定。
使用3DプリンタはATOM。価格帯でいうと15万円くらい。
自分でカスタマイズできれば色々できるところが気に入って購入。
ワークショップに参加して自分で組み立てて新幹線の中抱えて持ち帰った思い出が。
8時間経過
何故か左右反転してる・・・?
15時間経過
あー・・・
あーあ・・・。
サポート材除去
頑張って除去したらなんとか見れるレベルにはなった気がする。
しかし左側の穴は何故こんなことに。
足の爪はかなりいい線いってる。
反省
途中でノズルに団子がついてたんでそれが翼の失敗の元かもしれない。
データが細かすぎてノズルがよく動いてたので糸引いて絡まった可能性も。
スキャンデータはCADデータと比べて細かい情報をいかに落とすかが難しい。
あとは出力時の角度とか地味に重要なんでそのへんが要調整か。
FDM(熱溶解積層法)は安価で手軽でいいんだけども細かい表現にはやや劣る感じ。
これ大型の光造形で出力したら綺麗に出せるんだろうか。
きっちり作り直しました
別のモデルですけどね。