Nextcloudを2年運用してみて更なる反省
この記事の続きです。
2年運用してみて
MySQLのバージョンを確認しておけば良かった
ConohaWINGでNC20を運用してたわけですがNC21からMySQL5.7.xがサポート対象外になりまして。
当時予見するのは少々難しかったかもしれませんがレンタルサーバなどの理由でMySQLのバージョンが自分の管理下ではない場合は契約前にそのへんよく確認しておくべきだったかなと。
サブドメインでやっておけば良かった
サブディレクトリにインストールして運用してたわけですが上記のMySQLバージョン問題にあたり別のサーバに移転することになりました。
そうなると1つのレンタルサーバでメインサイト(WordPress)やメール、Nextcloudの運用を行っていたので一度に全部の移転を行うハメに。
これがNextcloudをサブドメインにしていれば新サーバでNextcloudの環境再構築とデータ移行をして動作確認後にメールやメインサイトの移転をゆっくり出来たんだろうと思います。
今回はとにかく最優先はメール、次にNextcloud、最後にWordPressとやったのでメインサイトがしばらく非表示だったという始末。
あと外部と共有する場合サブドメインの方がカッコいいです(自己満)。
別にオブジェクトストレージ要らんかったわ
これはうち固有の反省点ではありますが。
わざわざレンタルサーバのスペースを使わずS3(互換)を借りたのに移転するその日まで結局300GB使い切ることはありませんでした(毎月無駄に最低利用料千円弱払ってた)。
まぁ終わった仕事や記録写真をいつまでもオンラインにしておくのはセキュリティ的にもよろしく無いですしコールドストレージと上手く併用してやれば会社の規模にもよりますがレンタルサーバの容量でやりくりできるんではないかと。
ゴミ箱の自動削除の設定をしておく
ゴミ箱の自動削除が働いていないようで(バージョンにもよるかもしれませんが)気づかないうちにレンタルサーバのストレージを使い切りメールとストレージ共用のため受信も不可能といった大事故になりました。
なのでこちらを参考にconfig.phpに以下のように設定。
これで30日以上経過したファイルは適宜削除されるようになりました。
'trashbin_retention_obligation' => 'auto,30',
ちなみに、似た標記の30,autoだと自動削除の必要が発生して(≒スペースの上限に到達して)30日以上経過したファイルを消すという動作のようなのでストレージ上限に関する事故を起こす可能性が回避できないのでオススメできないと思います。
他にnextcloud全体のストレージ容量指定するオプションがあるならこれでも良さそうですが。
更新時に500エラーが出た場合
Nextcloudの更新で500エラー出たらインストールされてるディレクトリの.htaccessを必ず疑うこと。
<IfModule pagespeed_module>
ModPagespeed Off
</IfModule>
これを
<IfModule pagespeed_module>
#ModPagespeed Off
</IfModule>
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